近所の福引で温泉旅行を当てたサボさん
ほら、見てごらんほら、温泉にスキー場、山も川もあってもう最高じゃないか~!
もうさ、早速明日行っちゃおうぜ
という訳で、それぞれ何を持って行けばいいか、自分で考えて、それぞれ自分の荷物は自分で用意することになりました
よ~し、それじゃあ早速準備だ~!
じゅんび ♪ じゅんび ♪ じゅんび ♪ じゅんび ♪
ほら、歌ってないで、準備準備、ほれw
明日の温泉の荷物をコンパクトにトランク1つにまとめたサボさん
さて、コッシーとスイちゃんはちゃんと荷物の準備が出来たのでしょうか?
サボさ~ん
じゅんびできたよ
と言ってふたりがソリに乗せて運んできたのは持ちきれないほどの大量の荷物
ドッシ~!なにその荷物!多すぎるでしょうよ!
どれも必要なものッス!
サボさんがふたりの荷物をチェックします
スイちゃん、ぬいぐるみいらないでしょう
えっダメだよ!このこもつれてってあげたいもん!
ちょっとコッシー、このお茶碗はいらないよね?
これは絶対いるよ、向こうで食べるご飯、大好きなお茶碗で食べた方が美味しいに決まってるッス!
そうかもしんないけどさぁ・・・
ちょっとスイちゃん、スイちゃん、枕はさすがにいらないよ
これはぜったいいる!ちがうまくらじゃねむれないんだもん!
意外と繊細!ああそうなの・・・
ちょっとコッシー、ソリはいらないよソリは!
何言ってるんスか、これはスキー場ですべって遊ぶッス!
いや、あるのよスキー場にソリは
みんなが使ってて残ってないかもしれないッス!
そうだよ、もってったほうがあんしんだよ!
まあ、そりゃそうかもしんないけど、こんなにたくさん持ってけないって
もう少し減らせないの?
やだ!ぜんぶもっていく!
いやサボさんこんな持てないのよ
そこでふたりはそれぞれ自分で自分の荷物を持つと宣言しました
あっ、言ったなふたりとも、よ~しわかった
じゃあこのカバンに入らない分は持ってってあげないからな
いいよ~!
じゃあゲーム持ってく?
あっいいね!なにもってく?しょうぎは?
あ~将棋いいねぇ!
自分で持てば何でもOKと思った2人は、更に持って行きたいものを増やします
できないだろ将棋
◆◆◆
さて、次の朝いよいよ温泉旅行に出発です
ソリに乗せた大量の荷物を一生懸命運ぶ2人
よいしょ、よいしょ、う~おもい!
あ~全然進まないッス!
ちょちょ・・・ちょっと、何やってんのちょっと、遅いよ!
だっておもいんだも~ん
サボさん手伝ってよ~
「手伝ってよ」じゃないのよ~
だから言ったのよ、ちゃんといるものだけにしなって
やっぱり炊飯器置いていこうかなぁ・・・
じゃあスイもえほんをおいていく・・・
持ちきれないので、仕方なく荷物を減らし始める2人
ちゃんといるものだけを持ってく、確認してね、ほらちゃんと・・・
と、サボさんが自分のカバンを確認すると、なんとチケットが入ってません
完全に出だしからグダグダの3人
あらしまった!チケット置き忘れちゃったよ
え~っ!?
あ~あ~あ~、やっぱりちゃんと考えて準備しないとダメだねぇ
ダメだね~