いすのまちのコッシー『いたずらタタミン』

イス達も大好き、紙芝居！

ボーン　ボーン･･･
人が寝静まったある満月の夜

いくつかのイス達が眼を覚ましたのです！

「なぁみんな、オレ達の街を探しに行こう！」
「そうだ！」
「いすのまちだ！」

モ～！

コッシー達が声に気づいて振り向くと、タタミンの姿が見えません

･･･が、無視して再び紙芝居の続きを見ます

ブ～ブ～！

今度はブタの鳴き声で注意を引いて、その隙に紙芝居に隠れるタタミン
チエさんが続きを読みます

自分たちの街を探しに立ち上がったイス達は･･･

紙芝居をめくると、なんと隠れていたタタミンが現れました！

ジャ～ン！コマーシャル！ｗ
♪ 薄い！軽い！オリ、タタミン～！
ウッシシシシシ！オリオリオリオリ！ｗ

さらにふざけて紙芝居を次々バラバラに投げていくタタミン

ひど～い！
いいところだったんだぞ！

ウシシシシシシ！ｗ
ワン！ワンワンワンワン！

犬の真似をしてみんなに襲い掛かるタタミン

こら！ダメでしょ～！

タタミンを捕まえようとするレグやチエさんを、持ち前の薄さを生かしてヒラヒラとかわすタタミン

追いかけてるうちにタタミンの姿がまた消えてしまいました
カブがコッシーの背中にくっついてるタタミンを見つけました

あっ、背中！
ウシシシ！
ん？あっ！軽～い！わかんなかった･･･

コッシーの背中を離れたタタミン、薄くなって本棚の隙間に逃げ込みました

ん～、出てきなさいよ～！
隙間にピッタリ～！

怒ったカブがジャンプをすると、振動で落ちてて来た本がタタミンを直撃しました
倒れて動かないタタミン

顔が無いよ
普通のイスに戻っちゃったの？

と、思ったら単に裏向きになってたタタミン
飛び起きて捨て台詞を残して去って行きました

泣いてに～よだ！

泣いてたよ、ねぇ？

◆◆◆

ショックで普通のイスに戻ることがあるんでしょうか？
それって軽いホラーｗ
いすのまちの闇を見た気分です･･･ｗ

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